夕凪うなぎで使用しているうなぎの種類について
コラム
全世界では19種類、食用だけに限っても4種類のうなぎがあると言われています。こちらのコラムでは、現在食べることができる4種類のうなぎと、夕凪うなぎで使用しているうなぎの種類についてご説明したいと思います。
ニホンウナギ
日本を始め、朝鮮からベトナムまで東アジアの広い地域に生息しているうなぎ。日本全国のうなぎ屋さんで提供されてるうなぎのほとんどがこの「ニホンウナギ」です。脂がたっぷりと乗った味の濃い二ホンウナギは、蒲焼、白焼きのどちらも楽しむことができます。うなぎには「天然」と「養殖」がありますが、現在市場に出回っているうなぎの99%は養殖モノ。天然モノは10~12月にかけて脂を蓄えて旬を迎えますが、養殖うなぎは土用の丑の日によく食べられることから6~8月に旬となるよう徹底的に温度管理された環境で育てられ、夏にもっともおいしいで出荷されます。脂ノリがよく身の引き締まったうなぎは、日本酒と一緒に楽しむのもおすすめです。
ヨーロッパウナギ
名前の通り、主にヨーロッパからアフリカ北部にかけて生息しているうなぎ。2015年までは中国で養殖されたヨーロッパウナギが日本へ輸入されていましたが、ヨーロッパウナギがワシントン条約の輸出規制対象となったため、現在の日本ではほとんど見かけることはありません。ただ、ヨーロッパでは今でも食用として流通しており、燻製やトマト煮込み、アヒージョなどの料理で楽しまれています。肝心の味については、「ニホンウナギに比べて脂が多い」とされていることから臭いが少なく食べやすい印象ですが、うなぎ本来の「味の濃さ」といった部分では「ニホンウナギ」に軍配が上がります。日本のうなぎ屋さんではまずお目にかかることはありません。
アメリカウナギ
北アメリカ大西洋岸からカリブ海に沿って生息しているうなぎ。うなぎ屋さんで提供されることはほとんどありませんが、ニホンウナギに比べて割安なため、冷凍モノやスーパーに陳列されている安価なうなぎなどで「アメリカウナギ」が使われていることがあります。脂ノリが良く身もふっくらとしていますが、皮が厚く、臭みがあることも。ビカーラ種
フィリピンやインドネシアなど、主に東南アジアに生息しているうなぎ。これまで紹介したうなぎと比較すると個体数が多く、うなぎを安く提供するための資源として養殖が進められています。ニホンウナギと比べるとやや小ぶりで弾力のある身が特徴。ニホンウナギに近いとされている種類ですが、皮が厚いのでニホンウナギに比べてやや口に残る感じがあります。スーパーなどで安く提供されているうなぎはビカーラ種であることが多いと言われています。夕凪うなぎで使用しているのは脂の乗った“ニホンウナギ”
夕凪うなぎで使用しているのは、厳格に衛生管理された環境で育てられた“ニホンウナギ”。うなぎが一定以上の品質となるよう「ISO9001認証」を取得し、食品衛生管理の国際規格「ISO 22000」による厳格な衛生管理の基で育成されたうなぎを使用することで、お客様に安心・安全、かつ美味しいうなぎを日々ご提供しています。
名物「1本うな重」では“ニホンウナギ”を丸ごと1本ご提供
夕凪うなぎの名物「1本うな重」はその名の通り、約30cmの肉厚なニホンウナギを1本まるごとご提供しています。焼き方は「焼いて、蒸して、焼く」といった関東地方で用いられる調理法で、しっかり蒸すことで余分が脂が落ち、1本まるごとでも最後まで飽きずに美味しくお召し上がりいただくことができます。
うなぎのタレには広島県の離島・大崎上島にある「岡本醤油醸造場」の醤油を使用。二年間熟成させることで生まれる芳醇な香りと強い旨味を持つ醤油がうなぎとよく合います。そして、こだわりのお米には地元広島で育てられた「あきさかり」。適度な粘りと甘味を持つお米なので、うなぎの味を邪魔することなくタレともよく絡みます。
素材や産地にこだわったうな重をリーズナブルな価格でご提供できるのが夕凪うなぎの強みです。広島を始め、全国各地の日本酒も取り揃えておりますのでぜひうなぎと一緒にお楽しみください。
うなぎのお持ち帰り/テイクアウトも承っております。